8/29 22:54 UP!
~変われた男~第5話
️この作品は一部フィクションであり
登場する人物、建物並びにお店は
実在しないかもしれません。
山口秘密基地がB2Fに事務所を構える
"湯田セントラルタワー"
その近くには東京ドーム50個分くらいの
緑地公園があり、
天気の良い日はランナー達で賑わっている。
行ってきま〜す ブオォォーン
カナエが愛車のミニクーパー(6速MT)
を唸らせて
地下駐車場から走り去って行った。
さて、俺らもぼちぼち始めるぞッ♪
ジャージに着替えたアオが
ポンっと真太郎の背中を押す
「は…はい」
まだ困惑してる真太郎も
借りたジャージに着替えた。
〜セラピストは身体を使う仕事。故にぼてぼてのだらしない体では務まらないのだ〜
"野ブタをプロデュースin山キチ" 開幕。
ところで、真太郎君は運動経験は?
俺は野球と柔道やっててね…
「中学、高校と卓球部でした。…もっとも高1の夏前に辞めちゃったんですが。」
そうなんやぁ。まぁでも走ることに
難は無さそうやな^ ^!
「は、はい!追い越す気持ちで
頑張ってついて行きます!」
よし!今日は一緒に良い汗流そう♪♪
気合い充分…なのかどうかは不明だが
セラピストへの道の一歩、
体力トレーニングが始まろうとしていた。
まずは軽く流していこう。
1km 5分くらいのペースでゆっくり
行くからね。
「そのくらいなら全然ついて行けそうです!」
よし!じゃあスタート︎
真昼の河川敷で、青年2人のランニングが
始まった。
タッタッタッタ…
(は…速い、速いよ。アオさん)
とても1km/5分のペースとは
思えないスピードで駆けていくアオ…
普段ひとりで走っている彼は
本当の意味で"マイペース"なのだ。
「あ、アオさん…置いてかないで〜」
おいおい、さっきの意気込みはどうした⁈
予想外の速さに
完全に置いてけぼりをされる真太郎。
普段の運動不足が祟ってしまったようだ。
頑張って付いておいでよ♪
事務所に戻って 夕方からはカナエが
筋トレに付き合ってくれるから。
(え、えぇ〜…)
既に疲労困憊の真太郎。
(アオさん、確かこの人俺より10歳も
年上なのに…なんでこんなに走れるんだ?)
(カナエさんも、仕事終わりに筋トレだと⁈…山キチセラピ、一体彼らは何者なんだ︎)
真太郎の身体には疲労。
心には興味が止めどなく湧いてきた…
次回、連続カナエ小説~変われた男~第6話
"カナエの微妙にスパルタ筋トレ"編
公開をお楽しみに♪☆
山口秘密基地 叶