女性専用風俗 甲府秘密基地 (出張専門) | 僕が顔を隠さない理由

YUYU(ユユ) 僕が顔を隠さない理由
僕は人生で一度だけ風俗を利用したことがある。

初めて風俗を利用した日を僕は鮮明に覚えている。
バックを一つ抱えて山梨から家出をして東京に来て、知人も、仕事も、家もなく、毎晩コインランドリーのパイプ椅子に座って寝ていた。俺なら大丈夫だ、何も心配ないんだ、何度も自分に言い聞かせ抑えきれない情熱を向ける場所もわからず睨みつけるように夢を見ていた。
 でも自分が思っているほど僕は強い人間じゃなかった、毎日寝られなくて、気が付いたらラブホテルに入って電話をかけていた。少しすると一人の女性が部屋に訪れた。その女性は背が高くて、スラット伸びた長い手足の端から端まで意識が行き届いた動きだった。彼女が2歩歩いただけで伺えた、他人の視線を奪うことに慣れていると。コートを着るように品を身にまとう人間を僕は産まれて初めて見た。驚くことに彼女と僕は同い年だった。同じ時間を生きたのにこんなにも完成度は違うのか?何を学んだら、かわいいや、美しいや、エロスでは表せない魅力を歩いただけで伝えられるんだ?僕は理解が追いつかずに写真でも見るように彼女を眺めていた。
彼女が僕の前で服を脱いだ、紐で縛ったようにくびれたお腹は6個に割れていた、
僕はたまらず聞いた
「すごい体だ、陸上か水泳やってるでしょ?」
「水泳をね」
「相当やり込んでるでしょ?」
「もう現役じゃないんだけどね、もう泳いでないよ」
「もったいないよ、続ければ?」
「最近までオリンピックを目指してて、でもなんかどうでもよくなってね」
そう言う彼女の左腕を僕は見てしまった、手首から肩までリストカットの跡が所狭しと入っていた。その傷はまだ乾いていなくて白や黄色に爛れていた。その傷を見て僕の奥歯がギリっと音を立てる。熱くもないのに汗が張り付く。
「なんで、なんでだよ」
そんな言葉が自分の頭の中で鳴り響く。声にできない言葉が胸の中で膨らんでいく。
“ねぇ、君を不幸にする歯車の一つに僕はなっていませんか?”
“今日のために仕上げたわけじゃないその美しい心と体を汚す男達の一人に僕もなっていませんか?この連体責任の罪はお札で拭えるんですか?”
“僕が今日この仕事にお金を払えば、出口が遠くなりませんか”
僕は必死に探した、彼女の心が軽くなる言葉を、そんな言葉は一つしか見つからなかった
「あなたは美しいです」
そんな言葉しか渡せない自分が悔したっか。彼女は僕の言葉を聞いて困ったような顔で言う。
「ありがと、、、」
「お互いに服を着ようぜ」
「ごめんなさい、この傷キモイですよね」
「キモくなんてないよ。ただ、あなたの体が美しくて見れないんだ。ごめんあなたは何も悪くない、全部僕の責任、僕に準備が足りなかっただけ」
「何それ?」
「二人で時間までお話しよ?」
そこからただ話をした、いろんな話を聞いた。
「ずっと水泳しかしてこなかったから、水泳をやめたら帰る場所がなくなっちゃった」
僕の腕の中でそう言いながら涙を流す彼女の顔が今も鮮明に覚えている。

あの日から10年たった今僕は風俗で働いている。
でも、僕はこの仕事を心から楽しんでいる。だから僕はプロフィールの写真で顔を隠さなかった。もし僕がプロフィールで顔を隠したら、この仕事が恥ずかしい物だと証明している事になってしまう。この仕事が恥ずかしい物だと僕が思っていたら、僕を選んでくれたお客さんを、僕に恥ずかしい仕事をさせてる人間の一人にさせてしまわないか?そしたら、僕とお客さんがどんなに楽しい時間を過ごしても、その思い出に影を落としてしまわないか?
僕はそんな事には絶対にさせたくない。だから僕は顔を隠さない。お客様に心から楽しんでもらうために。
 だからあなたも安心してご予約いただきたい。僕と遊ぶ事は恥ずかしい事ではないし。人に言えない事ではない。僕との思い出を友達に話してもいい。あなたを、僕の不幸の歯車になんてさせない。いつでも僕は強烈に光輝いて、底抜けの笑顔で、青天井の優しさであなたを出迎えたい。
 あなたを幸せにする歯車に僕はなりたい。
 

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