8/29 22:53 UP!
歩きスマホをする人と、その周囲の人
自慢じゃないんですけど僕は、
人混みを通り過ぎなければならない時、
日体大の「集団行動」みたいに、一度も足を止めずにスマートに通り抜けることができます。
いや、できていました。1-2年前までは。
動く人々の1秒先の進路を予測しながら、最適な速さで進むのです。
もちろん集中力を使います。
人間が1日に使える集中力には上限があるのですから、集中力というものは、貴重です。
その貴重な集中力を使ってでも、僕は人混みをスムーズに抜けることを選ぶのです。
理由は、「人混みが大嫌いだから」です。
一刻も早く人混みを抜けたいのです。
人は誰しも、進行方向を向きます。
視線や仕草で、方向転換を調整しようとしていることも分かります。
車のウインカーと一緒です。
僕からすると、人混みでも誰にもぶつからず、かつ、自身のスピードを緩めずに進むことは、ルールにより成立している世界における、基礎的な動きでしかありません。
車のゴールド免許を持っている人からすれば、それほど特別なことではないと思います。
が、しかし、ここで問題になってくるのが
「歩きスマホ」です。
ここ1−2年で歩きスマホを当たり前のようにする人は激増したと思います。
根拠のない、ただの体感ですが。
(まあ僕もたまにやっちゃうんですけど。)
歩きスマホをしている人々の動き。
これは本当に、常に、僕の予測のナナメ上を行きます。
まじでなんの前触れもなくピタッと止まるし、
スマホを見ながら急に曲がったりします。
しかもスマホ見てるからゆっくり歩くのかな、と思いきや、なかなか早い。
ちょっと前ですが、夜、一心不乱に歩きスマホをしていた、まだ若めなサラリーマンが、スーツのまま広場の花壇に突っ込んで派手に転んでいるのを見ました。
僕はその時1人でしたが、さすがに笑いました。
しかもその花壇はスネのあたりまでレンガがあるタイプで、まじで痛そうでした。サラリーマンはしばらく立ち上がれていませんでした。
歩きスマホをしている人たち。
彼らの動きは車で例えると、
高速道路で前の車に急ブレーキされたり、
ウインカーを出さずに急にこっちの車線に来たり、
中央分離帯を乗り越えていきなり眼前に猛スピードで突っ込んでくるようなモンです。
声が、出ちゃいます。
「うォェッ〆€︎」みたいな、声にならない声。
意識の外からの攻撃です。(GANTZの喩え)
歩いてて、前から歩きスマホしている人が近づいてくると、
従来よりも多めに距離を取りますし、すれ違う瞬間まで、間接視野での観察を継続する必要が生まれます。
貴重な集中力のリソースを割き続けなければならないのです。
歩きスマホをしている人からすると、
「別に誰ともぶつかってないんだから良くね」
ってなると思うんですけど、
それは、あなたの周囲の人間の献身と疲労の上に成り立っている、薄氷の上の安全であるわけで、
あなたがこれまで歩きスマホをしていても無事でいられたのは、
ひとえに運がよかったからです。
世の中には、モラルのない行動をとっている人間に対して、
自らの正義感を振りかざし、制裁を加えようとする人間が、少からず存在します。
コロナ禍でのマスク警察然り。
そういう輩は、歩きスマホしている人間に対して、わざとぶつかるのです。
避けようとしないだけかもしれませんが、結果は同じことです。
正直、歩きスマホしている人と、そうでない人が、軽くぶつかったり、
ぶつかりそうになったところで歩きスマホ側が直前で気付き、衝突を回避している場面には、よく遭遇します。
そう。歩きスマホじゃない側は、避けようとしないのです。
もう、始まっているのです。
歩きスマホしているだけで、鼻息荒く歩いているおじさんからタックルされる時代が。
そうならないためにも、身体を鍛えましょう。
そもそも舐められないことが重要です。
歩きスマホしている、していないに関わらず、
「この人にぶつかってはいけない」
と思わせることが、唯一の解決策です。
チョコザップはやめた方がいい。
どうせ行かなくなるから。