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優しさ

YUYU(ユユ) 優しさ
心がガサガサしてしまうある質問をよくされる。
「なんで私に優しくするの?」
答えは一つしかないのに、、、

ですが、人から受ける施しに疑問を抱いてしまう気持ちは理解できます。
優しさなんていう無料の商品を渡して後に何かを求められてしまうのではないか、
目の前の優しさに触れるための通行料、これはとんでもなく高くつくんだ、そう思った日の事を僕は絶対に忘れまいと胸に刻んでいる。

そに日は4年前、ミャンマーのヤンゴンに一人旅に来ていた。僕はタクシーに乗ってレストランに向かっている。さっきまで鳥も呑気に空を飛んでいたのに、あたりは薄暗くなりスコールが街をおそい、タクシーは滝の中を走っているようだった。スコールで露天商がリヤカーを引っ張り出して商品をしまっているせいで道はすぐに渋滞になり、屋台のお客さんが一斉に近くの建物に入ろうと走り出し、このストリート全体を使ってビリヤードのブレイクショットをしたように秩序なく皆が騒ぎ立てていた。先払いのタクシーは僕を降ろして道を引き返し何処かへ消えてしまった。レストランまであと500メートルは歩かなくてはならないのに僕は傘を持っていなかった。服を着たままシャワーを浴びているようで
「マジかぁ」
そんな独り言が自然に出た。
僕はレストランに向かうよりも雨が凌げる場所を探していた、しかし雨が凌げる場所は人がぎゅうぎゅうに立ち並び僕が入れる場所は無かった。僕が途方に暮れていると一人の青年が僕の元に走ってきて、傘をさしてくれた。簡単な英語でその青年が僕にきく。
「何処へ行きたい?」

僕は急いでレストランのスクリーンショットを見せると、その青年が言う。
「ついて来い」
どうやらレストランまで連れて行ってくれるようだ。相合傘でごった返しのストリートを歩く僕と青年、青年は上機嫌で僕を質問攻めにする。
「中国人か?」
「どこのホテルに泊まってる?」
「仕事できたのか?」
質問に答えながら僕は別の事を考えていた。この男は本当にレストランに連れて行ってくれるのか?
スリじゃないのか?他に仲間がいたりしないのか?僕がバッグをぎゅう握り、キョロキョロしなあがら歩いていると目的地のレストランに着いた。レストランに着くと青年が僕に傘を渡す。外はまだ大荒れの天気なのに、僕は理解ができずに青年に聞いた。
「なぜ傘をくれるの?」
「僕はレストランには行かない。僕はホテルに帰らない。君には傘が必要だろ?」

そう笑顔で言う青年を見て僕はハッと気がつきそういうことかと急いでチップを渡した。しかし青年は首を横に振りチップを受け取らなかった。傘まで譲って、チップが欲しかった訳でもない、僕は青年が何を求めているのか理解ができず不気味だった。この違和感を取り除きたくて青年に聞いた。
「なぜ僕を助けるの?」
「分からない、」

トラックに引かれたような衝撃が僕の心を震わせた。

分からない、、、そうか理由なんてないんだ。この青年には人に親切にすることが当たり前の日常なんだ。 この瞬間僕は自分がとっても恥ずかしくなった。こんなにも無垢で透明な優しさに感謝すら出来ずに、何かを奪われるのではないかと疑った。

いつからだろうか?人の優しさに理由を探すようになったのは、、、

いつからだろうか?対価を払わないと優しさには触れられないと、、、そう自分を安く査定してしまったのは、、、

いつからだろうか?この世界が好きな色に見えなくなっていたのは。

僕はこの日の事を絶対に忘れまいと胸に刻んでいる。
あなたが傘がなくて濡れているなら僕の傘を使ってよ。僕の優しさを疑ってもいい、気持ちが悪いと鳥肌を立ててもいい、僕もそうだったからその気持ちが分かるんだ。
でも自分が傷つ事が怖くて人に優しくできないなんて、そんな自分にはなりたくない。
あの日を境に僕は人に渡す優しさに上限を外したんだ。心も体も僕の持っている物は全てあなたを喜ばす事だけに使いたいんだ。クリエイターってまかないを僕は仕事に選んだ、自分が持ってる最大火力の情熱とワクワクを白い紙に映し出す。そんな毎日で磨いてきた自己表現であなたを笑顔にするから。

なんであなたに優しくするかって?

分からないんだ。
 

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