女性専用風俗 赤羽秘密基地 (出張専門) | 【第二十三回】17時の朝食、5時の夕御飯

MITSUKUNI(ミツクニ) 【第二十三回】17時の朝食、5時の夕御飯
これはとあるセラピストの物語である。

私は内向的な性格で、夜の闇に身を委ねるセラピストとして働いている。人々が日の光の下で活気づく中、私は闇の中で輝くことを選んだ。日常の生活リズムは一般的な人々とは異なり、朝方に寝床に入り、夕暮れに起き出す。夜が私の昼であり、日中は眠りの世界に身を沈める。そんな夜の世界で、普段とはまったく異なる飲食店に立ち寄ることになった。

駅の北に位置する場末の店は、一見すると他の店とは違う雰囲気を漂わせていた。古びた看板には文字がくすんでいて、暗がりに立つ私はひとり、その扉を開く勇気を持ちながら店内に足を踏み入れた。
店内は薄暗く、照明の灯りが微かに明滅しているようだった。まるで幻想的な夢の中に迷い込んだような感覚が広がる。席に座ると、カウンター越しに厨房で活動するシェフの姿が見える。彼の手つきは繊細で、鍋やフライパンを操る様子はまるで舞踏会のようだった。

メニューを開くと、時間の流れが逆転していることを感じた。朝食と書かれたページには、夜明けの色彩が描かれていた。優雅な朝の光がパンケーキの上に注がれ、目玉焼きの黄身が陽光のように輝いている。懐かしい香りが漂い、胸の奥にはほのかな懐かしさが広がる。
次にめくるのは夕御飯のページだ。暗闇に浮かび上がる彩り豊かな料理が目に飛び込んできた。まるで夜空に輝く星々のように、美味しそうな料理が並ぶ。深い色合いのステーキには、まるで夜空の輝きを閉じ込めたかのような存在感がある。野菜たちは星座のように並び、お皿の上で宇宙の一部を模しているかのようだ。

この不思議な店での食事は、私が異なる時間帯に生きることを実感させる。普通の人たちが忙しく暮らす昼間の時間が、私にとっては夜の時間と入れ替わっているのだ。夜の光景が私の日常であり、朝食が夕御飯と入れ替わるこの店で、私は自分自身を再確認する。
この経験を通じて、私は自分が内向的であることを受け入れることができた。夜の闇の中で輝くことに喜びを見出し、異なる時間帯に生きることで私の個性を生かしていこうと決意した。この場末の店が、私にとっての夜の宴のようになった。

夜の闇は静かで、日中の喧騒から離れた世界が広がる。私は場末の店で17時の朝食をいただき、5時の夕御飯を味わうことで、自分の存在を再確認し、内なる輝きを見つけたのだ。

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