女性専用風俗 山口秘密基地 (出張専門) | ~変われた男~ 第12話

KANAE(カナエ) ~変われた男~ 第12話








…ライト君、"本番行為は禁止" ってルール
知っているよね?!




あ‥いや、でも。。
万が一求められた時の対処…も…だし、

せ…せっかく2人っきりだから。。その。。
内緒で…僕とエッチしま…






バカにしないで!!





パァンッ!ンン




部屋の中に、乾いた音が響き渡る。。
️(実は美月はジューンクドーの達人で、
引っ叩かれると相当痛いらしいよ)



ライトは吹っ飛び…
ベッドの外へリングアウト。



 (…痛い。) 


…意識が朦朧として…

…視界も薄れていく…




 (こんなこと、昔あったなぁ。。) 

 (あれは たしか…) 






…。





10年前の夏…


大田 真太郎 15歳。

回想中はライト→真太郎に戻るので
セリフも   から
「○○○」に戻ります!







…当時俺は、卓球部で
1年生ながらにして選抜メンバーだった。

夏の公式戦に向けて、毎晩遅くまで試合形式での練習が続く日々だった。。



「よ〜し今日はここまで!皆お疲れ!」


3年生でキャプテンの石田先輩が
いつもその場を取り持ってくれていた。


「大田、1年で選抜なのはお前だけなのに‥いつも頑張っててえらいな
悪いけど…今日も後の片付けと
道具の管理よろしくな


「ハイ!石田さん‥明日もよろしくお願いします☆」

部活の後の片付けは1年生の役目だ。。
とはいえここにいる1年は俺だけ…

毎晩コレだと流石に骨が折れる。



「お疲れ様…あれ?今日も大田くん1人⁇」


優しく声をかけてくれたのは
女子卓球部の2年生
秋野 みらい先輩。。


「女子のほうはみんなで片付けするから早く終われるけど…男子はいつも大田くんだけに任せるなんてヒドイよね〜」

「いえ…慣れっこですし自分1年だから当然っちゃ当然っすよ。」

「えらいね〜^ ^…いつも頑張ってる姿見てるよ♪。。
ねぇ、しんどくなかったら片付けるのちょっとやめて、少しだけ打ち合いっこしない⁇」


「え︎…そりゃいいですけど、むしろいいんですか?」

「大会まであと2週間だし、ちょっと調整したくて…いい⁇」

「も、もちろん!…ネット急いで張りますね︎」



こうして俺は、1つ上の先輩と夜な夜な打ち合いの練習をすることになった。

秋野先輩は女子卓球部の時期エース候補で、男子からしてもこれ以上ない練習相手だった。



タン…タタン タタン…

「…やっぱり大田くん上手だね♪
さすが選抜に選ばれるだけあるね〜。」


「いやいや〜、たまたまっすよ…秋野先輩こそめっちゃ強い。。全然敵いません

「ねぇ大田くん、明日も付き合ってもらえるかな?…」

「も、もちろんです!よろしくお願いします^ ^」


秋野先輩は、俺との練習が気に入ったのか…この日からと言うもの
毎晩、2人で打ち合いをする日々が続いた。

最初は何の気もなかったのだが
いつの間にか俺は秋野先輩のことで頭がいっぱいになってしまっていた。。



授業中も、
選抜メンバーでの練習中も、、
そのあとで2人で打ち合ってる時も、、、

帰ってから寝る前までずっと…



(…みらい先輩、いま何してるのかなぁ…)

(今日の打ち合いも楽しかったなぁ…)

(球を拾ってるときに…チラッとみえたな…)





(…みらい先輩…。…うっ!…)



…。



俺にとってはじめての幸せな日々だった。

あの日までは…。




タンッ…タタンッ…「サーッ!」

「大田くん…また腕上げたね〜
いま一瞬負けるかと思って焦ったよ〜。」


ハァ‥ゼェ‥せ、先輩…やっぱ強ぇっすね。本気でも敵わないや。。」

「久しぶりに本気出しちゃった。。あ〜、暑ぅ〜。。」


先輩は無用心にも体操服の首元を掴み
俺の前でパタパタと扇いだ。
(…あ、汗で濡れて、みらい先輩の‥ブラ‥透けてる…服に張りついて…
)



「ちょっと着替えてくるね♪あとで一緒に片付けしよ^ ^」


(…先輩。片付けなんかより…俺と。。)


「先輩。…みらい先輩。」

「えっ︎…急に下の名前⁇笑
どうしたの⁇」


「みらい先輩…。下着…透けちゃってますよ…」

「ちょ、大田くん?!…いきなり何?!」


「先輩…。
みらい先輩…かわいい。です‥ね♡」

「来ないでよ!…ちょ、なに考えて…」


「みらい先輩…
みらいせんぱぁい♡!

「触ろうと…しないで。。
やめてーー!!


パァン ンン…



秋野先輩の強烈なスマッシュが
俺の右頬を直撃した。。

(…痛い。)









……。








 ……。






 (…はっ!)  





気がつくと
ライトは床の上で
全裸で仰向けになっていた。

(令和版 "腹上死" )

イテテッ…あれ?…み、美月さん?…
美月さん︎…


あたりを見渡しても
美月の姿はない。
完全にキレて出て行ってしまったのだろう。



 (…そうだ。そうだった。。
あの日、俺は我慢ができずに
先輩を襲おうとして、
引っ叩かれたんだった…)

(その次の日から顔を合わせるのが
気まずくなって…
俺は卓球部を辞めたんだった。)



引っ叩かれたショックで
過去の出来事を思い出したライト。


…甘酸っぱい思い出にするハズが
自ら塩っぱい過ちに変えてしまった
あの日のことを。



(それからは窓際インキャ生活な2年半を過ごして、
勉強も身に入らなくなって
おかげで大学も二浪したんだったっけな。)



 …ッ。情けねぇな。。
俺って、ちっとも変われて無ぇじゃねぇか…


 (基地長やアオさん、カナエさんに美月さん。…みんな、一生懸命俺に寄り添ってくれたのに…。)



お、俺は…



"湯田セントラルタワー" の最上階。

そのホテルの一室で

一人、

頬を赤く腫らした青年のうなだれる姿が、そこにはあった。。





次回!
~変われた男~ 第13話 [一方、そのころ]

更新をお楽しみに☆

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