最近考えるのは

「他人の評判」というものほど、評価システムとしての精度が低いものはない

ということ。

試験の点数や合否、何かしらで計測した指標(100m走のタイムとか)は誰から見ても同じである。
100点とついたテスト用紙を見て、80点だと思う人は居ない。
それがあり得るのが「他人の評判」である。

そもそも、人が直接他の人を評価するというのは不可能、無理がある。
大前提、人の思考は9割が自分のことで頭がいっぱいである。
残りの1割くらいで周りの世界や人々について考える。
人が他人を見る時は要するに「片手間」である。
その片手間の更に少ない時間で下した評価を、貴女は信じられるか？ということである。

だから、他人からどう言われようと気にする必要は無い。相手は自分のほんの一部分を一瞬チラ見しただけで言ってくるので、「認識が間違っている」で終わり。

逆に言えば、「他人に認められよう」という動機で努力するのは危険というか、大抵実らないもの。やはり他人はその努力を見ていないので、良くも悪くも間違った評価を下す。

褒められて良い気になって努力を鈍らせるのも、貶されて落ち込んでしまうのも危険であり、またどう評価されるかは運である。

先に言った通り、人間はどうしても自分のことで頭がいっぱいになる。だから、目標とその評価も、自分自身で決めていくのが効率的だし、結果として正しいものが得られる。絶対では無いけど。

仕事もそうやって考えるようにしている。
売上とか人事評価とかも、「他人の評価」の積み上げなので。

六本木秘密基地　りつか