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言葉のファインプレーには“ニュアンス”が重要

使う人とタイミングにも寄るんだろうけど、
同じ言葉でも受け取る印象が全然変わるよな。
例えば「大丈夫」って言葉。
自分で伝える場合…
《ここは自分に任せて欲しい》
と一歩前に出た『大丈夫』
《本当はもうとっくに限界》
真逆の意味での『大丈夫』
相手に伝える場合…
《とりあえず気にかけた風》
一応言っとく『大丈夫?』
《気になって仕方ない》
ホントに心配した「大丈夫!?」
温和で優しそうな表情かつ、
その道で権威性があるプロの
「もう大丈夫ですよ️」の一言は強い。
自分の状況次第じゃ、
安心してその場で号泣するかもしれん。
そうそう…
今日街中で歩いてたら、
たまたま見かけたんだ。
優しそうな顔したお爺ちゃんが、
あれはご近所さんかな?相手は女性。
丁寧な言葉遣いで
「もう大丈夫ですよ!安心してください。よく1人で頑張りましたね!あとは私に任せて」
って声かけてるとこだけ聞こえた。
言わずもがな、相手の女性は
「ありがとうございます〜ほんとに助かりました」
って表情崩して喜んでた。
…あれ?
普段からアンテナ張り巡らせてる俺は、ここでちょっと引っかかった。
たぶん無意識なんだろうけど、この時『助かりました』って[過去形]で言ってるのが、実はポイントなのかなって。
このあとお爺ちゃんが色々助けてくれるとは思うんだけど、
実はもう女性は一言声かけてもらった瞬間に、既に助けてもらってたんだよね。
【安心】ってサービスをもう受け取ってたから、無意識に過去形で感謝しちゃったのかなって?
もちろん口癖って可能性も大いにある。
“俺はセラピストだけど”、ただの人間だから100点満点の接客なんて、今後も一生出来ないと思ってる。
驕りも驕り。
年々自己採点の基準は上がり続けてる。
でもこういう仕事してなくたって、別に毎回じゃなくてもさ。
生きてる内にみんな色んな場面で、人を感動させるファインプレー出してるんだよね。
これをアベレージにしよう。
毎接客、記憶に残るファイプレーを出し続ける。
会ってから何か始めようじゃ遅い、準備不足。
接客以外の時間の方が圧倒的に重要。
大変だよな、もっと成長しなきゃ。
でも当然だよ、“俺はセラピストだから”。
キッペイ