5/2 17:19 UP!
陽気なタイトルとは違い不穏で不気味な小説。
高瀬隼子さんの「おいしいご飯が食べられますように」を読んだ。この本は167回芥川書を受賞した作品で、職場という閉じ込められた空間での人間関係が描かれているのだが、その陽気なタイトルとは違って終始不穏でな胸がざわざわするような内容だった。
ざっくり言えば、若い男性社員と、2人の女性（彼女と同僚）との三角関係が描かれているのだけど、この主人公の男性が彼女のことを好きなのかどうか分からない（むしろ嫌悪）しているように見える。それは、同僚の女性と一緒になってが彼女に意地悪をするからというのもあるが、彼女の優しさや押し付け
がましさに対して鬱陶しさ以外の感情を持てていないように見える。ちなみに、この彼女は可愛くて守ってあげたくなる病弱なタイプの女性だが、振る舞いの背景はどこか屈折している。こんな人もいるし、こういうことってあるよなと思ってしまう辺りが不気味に感じた理由かもしれない。うん変な本だった。
ざっくり言えば、若い男性社員と、2人の女性（彼女と同僚）との三角関係が描かれているのだけど、この主人公の男性が彼女のことを好きなのかどうか分からない（むしろ嫌悪）しているように見える。それは、同僚の女性と一緒になってが彼女に意地悪をするからというのもあるが、彼女の優しさや押し付け
がましさに対して鬱陶しさ以外の感情を持てていないように見える。ちなみに、この彼女は可愛くて守ってあげたくなる病弱なタイプの女性だが、振る舞いの背景はどこか屈折している。こんな人もいるし、こういうことってあるよなと思ってしまう辺りが不気味に感じた理由かもしれない。うん変な本だった。
