11/1 14:07 UP! 膣ケア! ISSHIKI(イッシキ)(23)
みなさん、お久しぶりです!
いっしきです。
リクエスト出勤の中、ありがたいことにXのDMでお客様から直接来た依頼に応じて月に結構な案件数をこなしているため、僕としてはこのお仕事に対して久しぶり感はないのですが...
とにもかくにも、写メ日記はお久しぶりですね(笑)
「日記をかいてください」と内勤の方からお達しがあったタイミングでちょうどよく、僕がXで何となく発信したオイルケアについて他店のセラピストからご意見いただいたきましたので僕なりに調べてまとめた結果をつらつら書いていきます。
本写メ日記は
・最近締まりが気になるかも...
・レス気味かも...
・閉経後の女性
・膣のケアについて詳しくなりたい
という方に向けた発信となります。
そもそも膣マッサージとは?
膣のオイルマッサージは海外を中心に元は主に妊婦さんの膣内ケアとして用いられる手段です。近年ではその効果が認められ、もっと一般的なケアとして普及してきています。膣内をオイルマッサージすることで、血行が良くなり体全体の調子やお肌を整える効果の他、匂い、黒ずみ、性交痛の改善が期待できます。また、個人的には特定の条件下(膣内シャワー後や膣の乾燥が著しいとき、中年後の水分不足による膣委縮[女性ホルモンの分泌低下により、腟の潤いがなくなり、外陰部や腟が乾燥・萎縮して、雑菌が繁殖するために起こる炎症です。 閉経後の性交痛にも関連します。[1])においてお肌でいう乳液のような役割を果たし、トラブルケアの防止とも考えています。
最近腸活なんて言葉が流行っていますが、膣と腸は非常に密接しており、膣の血行が悪くなり冷えることで腸にも大きな負担がかかってしまいます。血行だばたば回していきましょう!
オイルマッサージのやり方としては清潔な指にオイルをつけ、膣壁に沿ってなんとなーく柔らかくするようにマッサージするだけです。膣の入り口は下側が特に傷つきやすいので左右からほぐすようにしましょう。
(もっと詳しいやり方に知りたい人は、調べればすぐ出てきます!)
オイルはデリケートゾーン用のオイルが無難ですが、無印のホホバオイルでも問題ありません。僕の知る限りではアーモンドオイルもOKです。
個人的にホホバを推奨しています。
膣のオイルマッサージの留意点として
・普段膣に何か物を入れている人はマッサージで解決できる範囲の血行の心配はあまりありませんので月に1~2回以上行為をしている人は基本必要ありません。
・外側のケアの方が手軽ですのでまずはそちらからやってみるのをお勧めします。
ここで、一般に想定される質問に回答します。
Q.膣内の自洗浄(膣内を弱酸性を保って健康を維持している行為)を阻害しませんか?
A.阻害に関しては僕の方では不明です。こちらに言及している論文は見つかりませんでした。ただし、これを日常のケアとして推奨している医師を複数名(3名以上、調べれば全然もっといるはず)確認しているため、おそらく問題ないだろうというのが僕の意見です。また、粘液が膣内に浸透しずらく自洗浄がうまく機能していない、膣口が緩んでいてうっすら外気に触れた状態になってしまっているなどの理由で乾燥状態になり、免疫が下がっている人に対して個人的にお勧めすることがあります。膣は基本筋肉の塊であり何か分泌物が出るような腺なども一切ありませんのでつまりの心配などはありません。
Q.ホホバオイルを膣内に塗ることは問題ないですか?
A.問題ないです。推奨している複数の医師と産婦人科を確認しています。それでもホホバの安全性にご意見いただくことがあったので、個人的に肛門科の医師に確認をとったところ、無印のホホバは純度100%のため問題ない(パッチテストは行うこと)と回答いただきました。また、知り合いの他店女風店のマネージャーに確認した際、「問題ないとは思う。一方で開封後の衛生面が心配」とのお話いただきましたので、次に大手化粧品メーカーで容器の開発を担当していた知り合いにインタビューさせて頂きました。衛生面=防腐性としたときに該当商品に対し特段問題ない(詳細下記)と回答いただきました。問題ないでしょう。また、デリケートゾーン用のオイルではないと危険という意見も散見しましたが、大事なのは成分です。人気商品を複数確認したところ、純度の高いオイルを配合することでより効果を上げることや、膣内に使用しても問題のない香料を使用して安らぎ効果を高めるといった工夫をしている商品を”デリケートゾーン用のオイル”として販売しているようです。しかし、ここはこだわりの範囲であり、特に血行促進という側面で見れば差はほとんどないので、無印のホホバで何も問題ありません。デリケートゾーン用オイルという製品自体、商業的側面が強いと個人的に推察しております。
Q.ローションはだめ?
A.絶対にダメです。ローションは周り(肌や粘膜)の水分を吸い取って粘りを出しています。特に「ポリアクリル酸ナトリウム」(有名なペペローションをはじめ多くのローションで使用)が強く水分を奪ってしまいますので、ローションでマッサージするのはやめてください。(というかデリケートゾーンには使用せず、特に膣内には入れないでください。)
その他、成分を確認したうえで、推奨していない成分が配合されているオイル(例えば基地で使用しているマッサージ用オイル)は膣内に入れることを膣内に入れることをお勧めしません。
以上を踏まえて「ホホバオイルで行うオイルマッサージは普段セックスしている多くの人には必要ないが、レスの人や中年以降の女性、妊婦、膣内が乾燥している女性に対しては有用な日常ケアになる」というのが個人的な結論です。
最後に、自洗浄への影響は推察の範囲であり、明確な根拠をもとに確認していないほか、体質的オイルとの相性はありますので、トラブル防止の観点から全員に推奨しているわけではありません。本日記での内容は1意見として各自判断のもと、パッチテストで確認したうえで行ってください。オイルマッサージはあくまでケアであり、トラブルが起きた場合は早めに医師に受診するようにしてください。
[容器開発経験者インタビュー]
いっしきの突っ込みは上矢印で記載してます。
・雑菌の繁殖=防腐性と解釈すると、容器よりも中味処方が気になる
・ホホバオイルなのでオイルがほとんどなので防腐面での懸念は少ない気がする
(↑100%オイルなので問題ないです。)
・雑菌繁殖の要因になるのは水の存在なので、全成分表示が見れるのであれば、「水」の表示があるかないか、ある場合は順番を確認する(基本的には、成分が多い順に記載することになってます)
・基本的に、容器はよっぽど変わった仕様であったり、ひどい使われ方をしない限り、一般的な容器であれば容器起因で雑菌繁殖というのはあまりない気がします(容器自体にも品質はあるのですが、無印のような大きいメーカーであればそこは大丈夫かと)で、この容器はいわゆるワンタッチキャップで特に変わったものではないです 雑菌が中味に入る懸念となるポイントとして、「使用時に手が触れるか」という観点があります。手の雑菌が容器に触れる→容器から中味に雑菌が移る、という感じです。 ポンプであれば手に触れるリスクは低いですが、この形式だと触れないとは言い切れないですね… なので使用前に手をちゃんと洗っておく、というのはリスク回避としてやっておくのはよいかもです!
使用前はデリケートゾーンそのものも清潔にした状態にしておいた方がよいですね! オイルをデリケートゾーンにつける→容器のフタを閉めるというアクションがあると思うので、デリケートから手を経由して雑菌が容器に触れるというパターンもありそうです、、!
↑これに対しては膣内の環境維持のため洗いすぎは確実に良くないため、使用後は膣を触ってない清潔な部位で閉める、しまう、もしくはポンプ式に容器を変えるのが良いだろうと思っています。
超ざっくり参考
[1]大東製薬株式会社(萎縮性腟炎・老人性腟炎とは)https://daito-p.co.jp/female/atrophic_vaginitis.html(2024/10/31)
書籍「膣のトリセツ 劣化は止まる」(原田 純、たつのゆりこ)
書籍「膣の女子力 女医が教える「人には聞けない不調」の治し方」(駒形 依子)
インタビュー:肛門科医、他店マネージャー、元大手化粧品メーカー容器開発者
いっしきです。
リクエスト出勤の中、ありがたいことにXのDMでお客様から直接来た依頼に応じて月に結構な案件数をこなしているため、僕としてはこのお仕事に対して久しぶり感はないのですが...
とにもかくにも、写メ日記はお久しぶりですね(笑)
「日記をかいてください」と内勤の方からお達しがあったタイミングでちょうどよく、僕がXで何となく発信したオイルケアについて他店のセラピストからご意見いただいたきましたので僕なりに調べてまとめた結果をつらつら書いていきます。
本写メ日記は
・最近締まりが気になるかも...
・レス気味かも...
・閉経後の女性
・膣のケアについて詳しくなりたい
という方に向けた発信となります。
そもそも膣マッサージとは?
膣のオイルマッサージは海外を中心に元は主に妊婦さんの膣内ケアとして用いられる手段です。近年ではその効果が認められ、もっと一般的なケアとして普及してきています。膣内をオイルマッサージすることで、血行が良くなり体全体の調子やお肌を整える効果の他、匂い、黒ずみ、性交痛の改善が期待できます。また、個人的には特定の条件下(膣内シャワー後や膣の乾燥が著しいとき、中年後の水分不足による膣委縮[女性ホルモンの分泌低下により、腟の潤いがなくなり、外陰部や腟が乾燥・萎縮して、雑菌が繁殖するために起こる炎症です。 閉経後の性交痛にも関連します。[1])においてお肌でいう乳液のような役割を果たし、トラブルケアの防止とも考えています。
最近腸活なんて言葉が流行っていますが、膣と腸は非常に密接しており、膣の血行が悪くなり冷えることで腸にも大きな負担がかかってしまいます。血行だばたば回していきましょう!
オイルマッサージのやり方としては清潔な指にオイルをつけ、膣壁に沿ってなんとなーく柔らかくするようにマッサージするだけです。膣の入り口は下側が特に傷つきやすいので左右からほぐすようにしましょう。
(もっと詳しいやり方に知りたい人は、調べればすぐ出てきます!)
オイルはデリケートゾーン用のオイルが無難ですが、無印のホホバオイルでも問題ありません。僕の知る限りではアーモンドオイルもOKです。
個人的にホホバを推奨しています。
膣のオイルマッサージの留意点として
・普段膣に何か物を入れている人はマッサージで解決できる範囲の血行の心配はあまりありませんので月に1~2回以上行為をしている人は基本必要ありません。
・外側のケアの方が手軽ですのでまずはそちらからやってみるのをお勧めします。
ここで、一般に想定される質問に回答します。
Q.膣内の自洗浄(膣内を弱酸性を保って健康を維持している行為)を阻害しませんか?
A.阻害に関しては僕の方では不明です。こちらに言及している論文は見つかりませんでした。ただし、これを日常のケアとして推奨している医師を複数名(3名以上、調べれば全然もっといるはず)確認しているため、おそらく問題ないだろうというのが僕の意見です。また、粘液が膣内に浸透しずらく自洗浄がうまく機能していない、膣口が緩んでいてうっすら外気に触れた状態になってしまっているなどの理由で乾燥状態になり、免疫が下がっている人に対して個人的にお勧めすることがあります。膣は基本筋肉の塊であり何か分泌物が出るような腺なども一切ありませんのでつまりの心配などはありません。
Q.ホホバオイルを膣内に塗ることは問題ないですか?
A.問題ないです。推奨している複数の医師と産婦人科を確認しています。それでもホホバの安全性にご意見いただくことがあったので、個人的に肛門科の医師に確認をとったところ、無印のホホバは純度100%のため問題ない(パッチテストは行うこと)と回答いただきました。また、知り合いの他店女風店のマネージャーに確認した際、「問題ないとは思う。一方で開封後の衛生面が心配」とのお話いただきましたので、次に大手化粧品メーカーで容器の開発を担当していた知り合いにインタビューさせて頂きました。衛生面=防腐性としたときに該当商品に対し特段問題ない(詳細下記)と回答いただきました。問題ないでしょう。また、デリケートゾーン用のオイルではないと危険という意見も散見しましたが、大事なのは成分です。人気商品を複数確認したところ、純度の高いオイルを配合することでより効果を上げることや、膣内に使用しても問題のない香料を使用して安らぎ効果を高めるといった工夫をしている商品を”デリケートゾーン用のオイル”として販売しているようです。しかし、ここはこだわりの範囲であり、特に血行促進という側面で見れば差はほとんどないので、無印のホホバで何も問題ありません。デリケートゾーン用オイルという製品自体、商業的側面が強いと個人的に推察しております。
Q.ローションはだめ?
A.絶対にダメです。ローションは周り(肌や粘膜)の水分を吸い取って粘りを出しています。特に「ポリアクリル酸ナトリウム」(有名なペペローションをはじめ多くのローションで使用)が強く水分を奪ってしまいますので、ローションでマッサージするのはやめてください。(というかデリケートゾーンには使用せず、特に膣内には入れないでください。)
その他、成分を確認したうえで、推奨していない成分が配合されているオイル(例えば基地で使用しているマッサージ用オイル)は膣内に入れることを膣内に入れることをお勧めしません。
以上を踏まえて「ホホバオイルで行うオイルマッサージは普段セックスしている多くの人には必要ないが、レスの人や中年以降の女性、妊婦、膣内が乾燥している女性に対しては有用な日常ケアになる」というのが個人的な結論です。
最後に、自洗浄への影響は推察の範囲であり、明確な根拠をもとに確認していないほか、体質的オイルとの相性はありますので、トラブル防止の観点から全員に推奨しているわけではありません。本日記での内容は1意見として各自判断のもと、パッチテストで確認したうえで行ってください。オイルマッサージはあくまでケアであり、トラブルが起きた場合は早めに医師に受診するようにしてください。
[容器開発経験者インタビュー]
いっしきの突っ込みは上矢印で記載してます。
・雑菌の繁殖=防腐性と解釈すると、容器よりも中味処方が気になる
・ホホバオイルなのでオイルがほとんどなので防腐面での懸念は少ない気がする
(↑100%オイルなので問題ないです。)
・雑菌繁殖の要因になるのは水の存在なので、全成分表示が見れるのであれば、「水」の表示があるかないか、ある場合は順番を確認する(基本的には、成分が多い順に記載することになってます)
・基本的に、容器はよっぽど変わった仕様であったり、ひどい使われ方をしない限り、一般的な容器であれば容器起因で雑菌繁殖というのはあまりない気がします(容器自体にも品質はあるのですが、無印のような大きいメーカーであればそこは大丈夫かと)で、この容器はいわゆるワンタッチキャップで特に変わったものではないです 雑菌が中味に入る懸念となるポイントとして、「使用時に手が触れるか」という観点があります。手の雑菌が容器に触れる→容器から中味に雑菌が移る、という感じです。 ポンプであれば手に触れるリスクは低いですが、この形式だと触れないとは言い切れないですね… なので使用前に手をちゃんと洗っておく、というのはリスク回避としてやっておくのはよいかもです!
使用前はデリケートゾーンそのものも清潔にした状態にしておいた方がよいですね! オイルをデリケートゾーンにつける→容器のフタを閉めるというアクションがあると思うので、デリケートから手を経由して雑菌が容器に触れるというパターンもありそうです、、!
↑これに対しては膣内の環境維持のため洗いすぎは確実に良くないため、使用後は膣を触ってない清潔な部位で閉める、しまう、もしくはポンプ式に容器を変えるのが良いだろうと思っています。
超ざっくり参考
[1]大東製薬株式会社(萎縮性腟炎・老人性腟炎とは)https://daito-p.co.jp/female/atrophic_vaginitis.html(2024/10/31)
書籍「膣のトリセツ 劣化は止まる」(原田 純、たつのゆりこ)
書籍「膣の女子力 女医が教える「人には聞けない不調」の治し方」(駒形 依子)
インタビュー:肛門科医、他店マネージャー、元大手化粧品メーカー容器開発者
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