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YUYU(ユユ) むかしむかしむかしむかしむかし
ジャスミンと二人で電車に揺られている。僕達は、お互いに知らない場所へ向かっている。事故か何かで、この電車が止まれば…何度考えただろうか。きっと今日を境に変わってしまう。ジャスミンと僕を包む時の移ろい方が。今日で変わってしまう。僕達を包む世界の温度が。僕はジャスミンの手を握った。勇気が欲しくて。


僕が9才の12月25日。山梨の田舎町

僕はサンタさんにずっとお願い事をしていた。

“家族全員で贅沢な食事をお腹いっぱい食べたいです”

そしてクリスマスの朝、笑顔のお母さんがこれでもかと大きな声で言った。

「今日ももが帰って来る。」

お母さんが3歳下の妹(もも 6歳)を迎えに行った。僕とお姉ちゃんで部屋の飾りつけを急いでした。お母さんと妹をびっくりさせたくて、フルーツポンチまで作った。もしかしてサンタさんに願いが届いたのかもしれない。僕は、そんな思いを隠して、お姉ちゃんと特別な1日の始まりに嬉しくて走りまわっていた。団地の窓からお母さんの車が到着したのを見て、走って妹を迎えに車まで行った。車のドアを開けて僕は妹に言った。

「おかえり」

妹が言う

「ユユ?」

写真ではなく動く妹を見るのは2年ぶりだった。お姉ちゃんの骨髄液を移植した妹は別人になって帰ってきた。薬の影響で髪の毛はなく、それなのに体毛が真っ白の体を黒く染めていた。頭の大きさがアンバランスに見えるほど手足が細かった。実家がある団地の4階まで登る力がない妹を僕がおんぶをした。おんぶをして太腿を握った。そこには骨の感触しかなかった。背中にしがみつく妹の体重の軽さが不思議だった。この体で明日も生きていくのか?

「元気になったから帰って来る」

お母さんはそう言っていたのに。今日よりも元気じゃなかったのか?妹の体に触るのが怖かった。少しの力で壊れてしまいそうで。少し前にお母さんに言われた。

「ももね、あと一年しか生きられないかもしれないんだって。」

そうお母さんに言われた。4年前も同じ事を聞いた。今僕の背中におぶさっている妹。この命を繋ぎとめるのに何人の大人が関わっているんだ。大人達は何をやっているんだ。生きる事は、そんなに難しいのか。
あと何日妹と暮らせるのだろうか?そんな事は分からない。しかし妹が部屋にいる、それだけで家族全員が笑顔になった。妹にフルーツポンチを見せて僕は言った。

「病院で甘い物食べれないでしょ?これ、すごい甘いよ」

妹はそれを見て苦しそうな顔になり言った

「あのね、ももね、ももはね、、、、ダメだとね」

僕は知らなかった。妹は上手く言葉を扱えなかった。生まれてからのほとんどを病院で過ごしている妹。体調のいい日だけ無菌室の電話で母さんとガラス越しに会話をする。教育なんて一切受けていない。妹は自分の気持ちを言葉にして相手に伝える事ができなかった。お母さんが言った。

「ももは病院で決められた物しか食べれないよ。ありがとユユ。優しいお兄ちゃんだね」

僕はフルーツポンチの味を知っている。しかし、妹は知らない。同じ家族なのに。兄妹なのに。妹だけが違う世界に住んでいるようだった。フルーツポンチをただ見ている妹。僕はそんな妹になんて言ってあげればいいのか分からなかった。 みんなで食事を始める前にお母さんが言った。

「今年はサンタさんが忙しいんだって。代わりにお父さんがプレゼントを持ってくるから。」

それを聞いてお姉ちゃんが言う。

「お父さんが家に来るの?家の中に入るの?」

お母さんが言う

「入ると思うよ」

お姉ちゃんが言た

「じゃあプレゼントはいらない」

全員が黙ってしまった。しばらくすると

「おい、あいちゃいんじゃねぇーか、おい。あけろバカ」

お父さんの怒鳴り声と玄関を蹴る音が何度も部屋の中に響く。
お姉ちゃんが叫ぶ

「お願い帰ってもらって」

お母さんが玄関に走った。玄関から二人の怒鳴り声がしばらく続いて、

「やめてー」

と、お母さんの叫び声と共に、お父さんが部屋の中に入ってきた。大工の親方をしているお父さん。熊のように大きな体を揺らして。上下緑のベロアのジャージ姿。海賊のような大きな指輪が意地悪に光っていた。酒に酔い目は座りその顔に柔らかい場所なんてどこにも見当たらなかった。お父さんを見るのは、おじいさんのお葬式以来、三年ぶりだった。お母さんはよく僕達に言っていた。

「お父さんは、仕事で忙しいから帰ってこれないの。だからみんなで応援してあげようね」

僕はお父さんの体がいつも心配だった。そんなに仕事ばかりしてご飯をちゃんと食べているのか。たまには帰って来て欲しかった。僕はもうお父さんの顔をちゃんと思い出せなくなっていた。



しかし、お姉ちゃんとお母さんは知っていた。お父さんは知らない場所で、知らない女性と知らない子供と暮らしていた。外車を3台持っていてCartier の腕時計をはめている。それなのに僕達は、お母さんのパート代だけで暮らしていた。今日も知らない場所からお父さんは来た。
お父さんが僕達を見て言った。

「元気か?」

そして、プレゼントを渡すお父さん。お姉ちゃんと妹はプリンセスのなりきりセットをもらった。お姉ちゃんが言った。

「ありがと」

プレゼントを貰ったのに、嬉しそうではなかった。そして僕には星の図鑑をくれた。嬉しくなかった。星になんて興味はなかった。そんな僕にお父さんが言った。

「ユユお前は宇宙飛行士になれ。お前ならなれるぞ」

僕は宇宙飛行士になれるんだ。そう思うと嬉しかった。そして、家族全員で食事をした。ずっと憧れていた、家族が全員揃って食事をすることに。ドラマや映画を見ってずっと憧れていた。あんな幸せな食事が僕の家にもいつか来るんだと。それが今日来たんだ。僕は嬉しくてしょうがなかった。サンタさんからプレゼントが届いたんだ。僕が言った。

「ねぇ写真撮ろう」

僕の家には家族が揃ってる写真が1枚もなかった。その事がすごく嫌だった。そしてホコリだらけのフィルムカメラで僕が写真を撮った。そしてお父さんに言った

「ありがとう帰ってきてくれて」

食事を再開した僕達。僕以外誰も話さなかった。僕は箸でつまんだプチトマトを落としてしまった。それを見てお父さんが言う

「お前箸はこうやって握るだぞ。もう一回そのプチトマト摘んでみろし」

お父さんから何かを教わるのが、なんだか嬉しくて、僕は自然と笑顔になっていた。 僕はプチトマト慎重に摘んだ。しかし、また落としてしまう。それを見たお父さんが。突然怒鳴った

「てめぇがちゃんと教育をしねーから俺の息子は箸もろくに使えんじゃねーか。おい、恥かくのはこっちなんだぞバカヤロー」

叫んだお父さんがカメラをお母さんに投げつけた。すごく嫌な音がして。カメラが壊れた。

「痛、なにーー」

お母さんが叫ぶ。お父さんがテーブルの食器を全てなぎ払って
灰皿を投げて壊し。お母さんの顔を殴った。床に倒れたお母さんの髪の毛を掴み何度も殴った。

「ふざけるじゃねーぞ」

そう叫びながら。お姉ちゃんが妹を連れて家を飛び出ていった。
僕はお母さんが殴られるのをただ見ていた。

僕のお父さんは、強くて、優しくて、よく笑って、僕達の事を誰よりも愛してくれる。そんなスーパーヒーローのようなお父さんだと思っていた。優しいお父さんがいつかこの貧乏な家から僕達を連れ出してくれる。そう思っていた。本物の僕のお父さんは、僕の目の前でお母さんを殴っていた。お母さんの血で拳を赤く染めながら。僕は何が起きているのか理解できなかった。呼吸が浅くなり、嫌な汗で服が体に張り付く。僕はここから動けずにいた。

そんな時、みつるさんが部屋に慌てて入ってきた。お姉ちゃんが呼んでくれたんだ。みつるさんはお父さんの小学校からの友達で、同じ団地に住んでいる。僕とお姉ちゃんを旅行に連れて行ってくれた事もある人だ。助かった。僕とお母さんはそう思い、息継ぎをした。お母さんの髪の毛を掴むお父さんが、みつるさんを見た。そしてみつるさんが言った。

「この顔は止まらない時の顔だ」

そして、みつるさんは帰ってしまった。玄関のドアが閉まる音がした。
“バタン” と小さな音が。絶望の音だった。
その音を聞いてお母さんが言った。段々と声を大きくしながら

「もう離婚する・・・・もう離婚する・・もう離婚する」

お父さんが言った。

「なにを?」

「もういやだ…もう離婚させて。離婚する。」

「そうか、離婚するのか……だったら、ユユが死ぬぞ。」

お父さんが、僕の腕を凄い力で掴んで引っ張った。そしてお母さんが叫ぶ。

「子供に触らないで」

お父さんが、僕の右手と右足を掴み、ベランダから僕をぶら下げた。4階から見るいつもの地面が固そうに見えた。僕は必死でベランダの外壁を触っていた。少しでも何かと繋がっていたくて。お母さんが言う。小さな声で。

「なに考えてるの?お願いやめて。」

お父さんが怒鳴る

「どーするだー離婚するだか?しねぇーだかー?」

お母さんは言った。

「しません」

お父さんが僕をベランダの内側、白いコンクリートの上に投げ飛ばした。そして、丸くなる僕に言った。

「よかったなユユ。お母さんに感謝するんだな。」

僕は生きていた。生きることを選択したわけではないのに。
お父さんが一人で部屋に入って行った。お母さんが僕を抱えて、裸足のまま玄関から飛びでた。僕を抱えて階段を降りるお母さん。お母さんの鼻血で僕のパジャマが、肩から胸にかけてどんどん赤くなっていく。母さんの血が生暖かい。温かい血が服に付いて、風に吹かれてすぐに冷たくなる。後ろを振り向くと、お父さんは追いかけてこなかった。僕は、お母さんに車に乗せられた。会話の無い車内で僕は、妹とお姉ちゃんはどうするの?そんな事を考えていた。しばらく車を走らせるとお母さんが急に泣き出した。

「ごめんねユユごめんねユユ」

そう何度も繰り返しながら。血が出たのはお母さんなのに。僕は泣かなかった。その方がいいと思ったから。そして、二人でお母さんのお姉さんの家にお邪魔した。しばらくして、みつるさんが妹とお姉ちゃんを連れてきた。みつるさんがお母さんの顔を見て言った

「何か困った事があれば何でも言ってね」

お母さんは返事をしなかった。僕達は3週間ほどこの家に居た。学校も行かずにずっとこの家に居た。お父さんに見つかるのが怖いと、外に出ず、この家の2階でずっと過ごした。お母さんとお母さんのお姉さんが、一階で話しているのがたまに聞こえた。

「いつまでいるの?」

「・・・」

「旦那に何て言えばいいの?」

「・・・」

「あんたらのせいで、うちの息子の寝る場所も無いんだから、団地に帰るか引っ越すか、どっちかにして」

そして何日かしてお父さんが来た。お父さんは、スーツを着ていて、黒髪になっていた。その日お母さんと何かを話しをしてすぐに帰った。その後もお父さんは何度か来た。そしてお母さんが僕達に言った。

「お父さんと団地で暮らすか、新しい家で私たちだけで暮らすか、どっちがいい?」

僕が言った

「新しい家で暮らすお金なんてないでしょ。」

しばらくして、僕達はお父さんと暮らしだした。お父さんによって、家具や家電がどんどん買い替えられた。カビと穴だらけのソファーでよく、僕とお姉ちゃんとお母さんでくっついてお昼寝をした。その度にお母さんが言うのだ

「なんであんたたちここに来るの?狭くて寝れないでしょ?」

そう言ってみんなで笑った。大好きな場所だった。そのソファーは買い替えられた。団地のリビングには不釣り合いな皮張りのソファーになった。父さんが一人でソファーに座りお酒を飲む。そのソファーには他の誰も座らなかった。お母さんはパートを辞め、新しい車に乗り換えた。豪華な食事が毎日出た。しかし、食事中はお父さん以外は誰も話さなかった。どんどん生活は良くなる。憧れの遊園地にも連れて行ってもらった。しかし、お母さんはよくお風呂に入りながら、隠れて泣いていた。お父さんはよく笑っていた。無理をして笑っていた。笑顔になってすぐに硬い表情になって、言葉は長く続かなかった。あんな事があっても、お父さんの暗い顔を見るのは辛かった。家がどんどんアンバランスになっていく。食事中にお父さんが言った。

「お母さんの料理美味しいな。」

みんな 何も言わなかった。

その時の家族の表情と豪華な食事が僕の胸を締め付けて、僕の笑顔と居場所を奪った。家族全員に謝りたかった。僕のせいだ。僕が貧乏なんて嫌だと思ったから。豪華な食事を願ったから。だからサンタさんから豪華な食事のプレゼントが届いたんだ。僕は今になって分かった。欲しかった物はこんな物じゃないと。夜寝る前に、何度も願いなおした。

“聞こえますかサンタさん。僕が欲しかった食事はこんな食事ではないです。僕が欲しいのは・・・”

お願いはいつも途中で止まってしまう。自分がなにが欲しいのか分からなかった。嫌いだった前の生活には優しさがあった。今の家は、家族の全員が緊張して暮らしている。お父さんと暮らし出して三ヶ月がたったある日、一人でずっとジグゾーパズルをしている妹が言った。

「病院に帰りたい」

その言葉を聞いてお父さんがテレビを蹴って壊した。買い替えたばかりの大きなテレビを。お父さんは何も言わずに家を出て行った。家を出るお父さんの背中は、怒っているようには見えなかった。お父さんはまた知らない場所に帰ってしまった。次にお父さんが帰って来たのは4年後の話。この日から自分の会社が倒産するまでの間家に帰ってこなかった。

お父さんが出て行った日からお母さんはまたパートを始めた。
しばらくして、妹がまた入院してしまった。僕はまた、お姉ちゃんと二人になった。朝ご飯がまた、サランラップに包まれて置いてあるだけになった。しかし、その冷たいご飯は、暖かい味がした。お母さんが忙しい時間の中で一生懸命作ったご飯。愛以外のなにものでもなかった。お母さんは、新聞配達とビルの清掃のパートをしていた。朝僕達を起こしてそのまま寝てしまい、2時間ほど寝て家事をこなし、妹の病院に行く。20時に帰ってきて、倒れるように寝て。朝ご飯を作って二十三時にビルの清掃のパートに行く。そのまま新聞配達をこなして朝帰ってくる。夕飯はいつも僕が作った。僕は、ほとんどお母さんの寝顔しか見ない。日曜日によく妹が入院している病院に行った。親以外は病室に入れない。10時から19時まで待合室でテレビを見ながら、お母さんが出てくるのをお姉ちゃんとまった。病院の行き帰りの2時間。車を運転するお母さんと話せる。僕は日曜日が一番好きだった。そして日曜日の夜はお母さんの暖かい手料理が食べれる。特別な1日だった。僕は毎日幸せだった。足りない物なんて何一つ無かった。お父さんを除けば。しかしお母さんは違った。お母さんはいつも明かるかった。明るくいられるのが不思議だった。服も、髪も肌もいつもボロボロのお母さん。お母さんはまだ、お風呂で泣いている。お母さんの誕生日に聞いた

「お母さん誕生日になにが欲しい?」


「なにもいらないよ。お母さんは、全部持ってるから。あんた達がここにいるだけで嬉しい」

そんな訳がない。僕達がいるだけで嬉しいわけない。僕とお姉ちゃんで、とっておいたお年玉で買ったキティーちゃんの髪どめをプレゼントした。お母さんは泣いていた。

「ごめんね、あんた達の誕生日に何も買ってあげなかったのに」

そんな事を言われると嬉しくなかった。ある日お母さんが僕に言った

「ごめんねユユ。一番辛いのはユユだね」

そんな訳がない。一番辛いのはお母さんだ。お母さんに楽をさせてあげたい。強くそう思っている。しかし僕にできる事は、お母さんが隠れて泣いている事に、気づかないフリをする。それだけだった。いつか僕が大人になったら、お母さんを幸せにするんだ。こんな毎日を清算できるほど幸に。


そして十一年後。僕が22才の夏

お父さんとは五年前に離婚をした。今はお姉ちゃんと僕が就職をして、妹は高校に通っている。そして、お姉ちゃんと僕とお母さんでお金を出し合い、一軒家を借りた。この家を借りた時にお母さんが言った。

「やっと落ち着ける。やっとできたね。愚痴の言える場所が。」

お母さんは泣いていた。嬉しそうに。お母さんは、口に出せない我慢に何年耐えたのだろうか?どんな我慢があったんだろうか?。僕には想像もできなかった。しかし、この家に引っ越してからお母さんは毎日楽しそうだった。お母さんは毎日、リビイングで寝ていた。その理由を聞くと

「あんた達が遊んで遅くに帰ってくるでしょ?だから、ここで寝てないとね・・・お帰りって言いたいんだもん」

そう嬉しそうに話すお母さん。リビングから家族の会話が途切れる事はなかった。僕は二十一年間知らなかった。家族がこんなにお喋りだったと。
家族全員分の幸せがここにできた。妹が同じ食事を家族と楽しんだ。お母さんとお姉ちゃんが一緒に料理を楽しんでいた。この家では誰も隠れて泣かなかった。自分の不安を言葉にできる食卓。ただ食事をしているだけなのに妹が言った。

「修学旅行みたい」

妹は行った事の無い修学旅行。長い道のりだった。この家にたどり着くまで3回引越しをした。土建屋の事務所兼倉庫に一年暮らした事もあった。僕は11年前をふと思い出しニヤついていた。あの日願った豪華な食事。それは、こんな光景だった。僕は心の中で呟いた。

「遅いよサンタさん」




次の日、僕は何も言わずに家出をした。

“芸人になるために東京に行ってきます。

そう置き手紙だけを残して。それから3年間家族と連絡を一切取っていなかった。

そして話は現在に戻る。

僕は電車に揺られている。ジャスミンと二人で、実家に帰ろうとしている。ジャスミンとの交際を家族に認めてもらうために。
きっと今日を境に変わってしまう。ジャスミンと僕を包む時の移ろい方が。見上げる夜空の星の数が。今日で変わってしまう。僕達を包む世界の温度が。僕はジャスミンの手を握った。勇気が欲しくて。

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